ご質問ありがとうございます。
僕なんかが、音大で声楽を学ばれている方にアドバイスするのは大変恐縮ですが、普段のボーカルレッスン で教えていることで回答しますね。クラシックの声楽曲とロックやポップスのボーカルとでは相違点もたくさんあると思いますがお許しください。
声楽を学ばれているので、発声そのものについてはある程度、身につけておられる前提で…
まずは、歌詞も含めて曲をよく理解することですね。クラシック曲なら、上昇フレーズはクレシェンド、下降フレーズはディグレジェンドで強弱をつければ、ほぼ大丈夫だと思います。
あと、休符を歌うこと。休符をしっかりと理解して使いこなしましょう。音を伸ばすところは伸ばす、止めるところはきちんと止める。その止め方にしても、スパッと止めるのか、フッと消えるように止めるのか、そのあたりは楽曲やフレーズによって変わってくると思うので、そんなことも含めて曲の予習をしっかりしましょう。
それから、これは僕が普段のボイトレレッスンでやっている練習方法ですが、同じフレーズ…これはセリフ的なものでもOKです…を下記の3パターンで練習します。
1.目の前にいる人に向かって言う
2.同じ部屋の向こう側にいる人に言う
3.窓の向こうにいる人に言う
どの場合でも声を聞く相手がいますから、声のトーンなどの表現で変化をつけても、音量や声の張り自体はしっかり出ている必要がありますよね。
しっかりと曲を理解して、上記の感じで声のトーンによる表現ができるようになれば、きっと大丈夫だと思いますよ!
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