ご質問をお寄せいただきありがとうございます。AQUA CUBE高畑です。
たとえばギターなんかの場合、弦を押さえる位置がハイフレットになるほど高い音になりますよね。つまり、弦の振動する部分の長さが短くなるほど音が高くなります。
声は声帯を振動させて発せられていることはご存知だと思いますが、基本的な原理はギターの場合と同じなのです。つまり、声帯を短くできればできるほどハイトーンになるわけです。
声帯をコントロールするのには輪状甲状筋という筋肉を主に使うんですが、この筋肉の筋力を鍛えて、より声帯を短く締められるようになればなるほど、高い声が出せるようになります。僕のボイトレでも、この「声の筋トレ」は結構重視してカリキュラムを作ってます。
とは言え、先天的に声帯が短い人の方が高い声も出やすいということはありますし、元々のその方の声質なんかも出せる音域には関係がありますから、ご質問に答えるとすれば、先天的な理由と後天的な理由の両方がありますということになると思います。
もちろん、発声はそんな単純なものでなく、発声に関する全身の筋肉の使い方とか、それに伴う横隔膜のコントロール、胸腔や口腔内、頭蓋骨内等での声の共鳴のさせ方なんかでも、出せる声質や音域は大きく変わってきますよ。
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