ご質問いただきありがとうございます!
「休符をしっかり歌いましょう」…これは僕が普段のボイトレレッスンでもよく言っていることですが、よくわからない方もおられるでしょうね。ザックリ言ってしまうと、いかに音を止めて、そして次の音にどう繋げるか?ということになるんですけどね。
ここから、もうちょっと詳しく答えていきますね。
音の止め方一つでキレのいいリズムにも、なだらかなリズムにもなりますし、いわゆるクリック(メトロノーム)の許す範囲で、その休符を長めに取るのか、短めにして次の音に突っ込み気味に入るのか?などでも演奏表現、歌唱表現が激変します。
特にこれは楽器よりも歌の方に顕著に現れますね。休符の前のロングトーンで声のボリュームやビブラートをどうコントロールして、たとえばフッと消えるように声を切るのか、スパッと止めるのか。また歌の場合、休符の位置を完全無音にするのか、あえてブレスノイズを入れるのか、そのブレスノイズはどんな強さでどんな入れ方をするのか?みたいな。サビ前の休符の位置に大きく勢いをつけるようにブレスノイズを入れたら、次に繋がるサビへの盛り上げ効果として使えたり、無音にするとある種の緊張感が生まれたりとかね。
休符をいかに上手く歌うか?演奏するか?使いこなせるか?は演奏や歌唱表現の最重要ポイントと言えると思います。
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